”ビジネス書”や”How to 本”ばかり読んでいる人は要注意!危険な兆候に陥っていない?
読書はとてもたくさんの情報を得るのに適したツールです。
また、仕事のできる人は多くの本を読んでいるなんていう統計もありますから、仕事をしている人にとっては読書することが義務化されているようなニュアンスに感じることもしばしばです。また書店には多くのビジネス書が並んでいますが、話題に登ったビジネス書は片っ端から読んでいるという人もいらっしゃるのではないでしょうか?
もちろん知識を得ることは仕事にも、プライベートな場合であっても役に立つことも少なくありません。こういったことから知識を得うということは人生そのものを豊かにしてくれる可能性もあるのですが、間違った読書をしてしまうと知識だけが増えて結局、現実のあなた自身がいる世界から浮いてしまい、せっかく得た知識が逆にあなた自身を脅かす存在に成り得る場合があるのです。
そこで今回は、間違った読書環境に陥っている人の特徴をご紹介しますので、読書にふけっている方は気に留めておいてはいかがでしょうか?
1. 行動が伴わない知識は勘違いしているもと
書店などを見て回ると多くの”How to 本”があふれていますが、本を読むだけで苦労せずに知識やノウハウなどが分かる場合があります。もちろんこれらは決して悪いことではないのですが、体験を伴わない読書というのは想像はできても現実を知るには程遠い部分があります。
ここで気をつけたいのは本に書かれていることだけを信じてしまうと現実とのギャップに気づけないままで終わってしまう場合が少なくないということです。たしかに本を読めば読むほど多くの知識を得られますし、またそういった知識を多く持つことで多くの方の見る目が変わることもあるかと思いますが、その中にあなた自身の体験であったり言葉がないということは注意しておかなければいけません。
簡単に言えば表面しか見えていないのに、わかったような事を言い続けてもなんの説得力もないのです。
本を読むことで得る知識というのはあなたの考え方を手助けするものという意識がない場合、こういった勘違いに陥る可能性が十分にあるのです。
2. 偏った読書は偏見のもと
偏った読書というのは物事を深く掘り下げて考えるのはとても有効な手段といえます。
もちろん物事を深く考えれるというのは”すごい”事なんですが、偏った知識というのは、周りを見えなくする恐れがあります。もちろん広く浅くを推奨しているわけではないですし、自分が興味のない分野の本を読んだとしてもほとんど頭に入りませんし、読書すること自体が苦痛に感じてしまうことも起こりえます。
ただこういった偏った書籍ばかり読むというのは、そのことを認識しておかないと自分の視野を大幅に狭めてしまう可能性がありますので注意が必要です。もちろん名だたる偉人出会ったり、尊敬しているビジネス書の作家がいるかもしれません。ですが、のめりこみ過ぎには要注意です。
3. 自分で考えることができなくなる
これは読書に限ったことではないのですが、読書で様々なことを知り過ぎることであなた自身の“思考力”が働かなくなることもあるのです。最近はインターネットが一般的に広まって、多くの情報はインターネットから検索して引き出す場合もあるかと思います。
ちょこちょこインターネットで問題が挙がるのはインターネットに頼ることで自分自身の考えなど独創的な発想がなくなってしまうこと。また自分で調べてというような労力が大幅に軽減されることから、頭でっかちになってしまう可能性があるのです。
そして読書をしてたくさんの知識を得ることで自分自身が”考える”というような行為がほとんどなくなってしまうのです。
こうしたことから、”考える”という行為ができなくなってしまい、人生そのものを限られた世界に自分自身が縛り付けてしまうようになってしまうのです。
もちろん知識を持つことは悪いことではありませんが、常に自分ならばどうするか?というような問を持ちつつ読書をする方が、知識に縛られず、柔軟な思考を忘れないでいることができるのです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は読書にはまりまくっている人が陥りやすい危険な兆候をご紹介しましたが、決して読書自体が悪いと言っているわけではありません。先人の知識を得ることで、今以上の自分になれることも否定しませんが、ただ“偏った読書習慣”というのは注意が必要です。
読書はあなたが体験できないことを補完する知識としては有効ですが、少し行動すれば体験できるようなことを読書に頼るというのはやめたほうがいいでしょう。自分自身が体験したほうが、本以上に多くの事を学べます。
読書も本当に大切な事ですが、その街であったり土地の空気もそうですし、身近なことで言えば通勤している人たちの人間模様、もしかしたら苦手と感じている方も多いかもしれませんが、仕事関係でのお酒の付き合いなどの中であっても、意外と仕事や人生のヒントが隠されている場合があるものです。
そのことをしっかりと頭において知識を得るようにしましょう!
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