結婚報告の基本ルール

結婚の約束はしたけれど、いざ相手の親に挨拶するとなると初めて会う人も、面識のある人も緊張するもの。 両家の親への挨拶は、訪問中はもちろん、訪問前後にも気をつけたいマナーが!

ふたりの間で結婚することが決まったら、まずは親への挨拶を。

目的は「結婚の承諾を得る」ことなので、ふたりは「許してほしい」とお願いする立場になる。

すでに準備を進めていたとしても、結婚式の日取りや会場選びについての相談は、挨拶を済ませた後に。

無事に親の承諾を得たら、次は周囲の人への挨拶&報告。まず最初は職場の直属の上司に報告を。結婚式の日取りや、招待するのかどうかをはっきり伝えることが大切になります。

女性の場合は、「今までどおり」「セーブしたい」「退職したい」など、今後の働き方についても伝えておきたいところですね。

最後は職場の同僚や友人、知人への報告。

仲の良い同僚にうっかり話し、正式な報告の前に上司の耳に入ったり、友人に伝え忘れてがっかりされてしまうような事態になると、その後の人間関係にもヒビが入りかねません。報告する順番とタイミングには十分注意しましょう。

 

結婚報告の準備とダンドリをチェック

 ① 日程調整・決定

2週間後の訪問を目安に連絡して調整。
時間は指定がなければ、食事をはさまなくてすむ14時ごろがあすすめ

 ② 女性の親へ挨拶

結婚の6ヶ月~1年前。
『 男性の籍に入る 』ことから、まず女性の親に結婚の許しを得るのが一般的。

 ③ 男性の親へ挨拶

結婚の6ヶ月~1年前。
事前に男性が親に結婚の承諾を得て、当日は女性が家族になる挨拶をするのが一般的。

 ④ 上司への報告

結婚の3ヶ月~4ヶ月前。
相手の簡単なプロフィール、今後の働き方の希望、結婚式の招待の有無などを伝える。

 ⑤ 同僚や友人、親族への報告

結婚の3ヶ月~4ヶ月前。
結婚式に招待する人には直接か電話でその旨を伝える。招待しない場合はメールでもOK。

 

ルール1男性がリードして誠意を伝えたい

親への挨拶は女性の家が先 親への挨拶の訪問順は、男性側が女性の家を先に訪問するのが一般的です。

男性が婿養子になる場合は逆になります。最近は順番はさほど気にされなくなっているものの、保守的な地域では礼儀にかかわるのでルールを守るほうがベター。日程は一報をいれてから、2週間くらいは余裕がほしいもの。実家が遠方にある場合は休暇などを利用して訪れるケースが多いようです。

 ルール2がっかり&不快にさせない気配りを

職場・友人への報告は順番に注意 職場での結婚報告は、挙式3カ月前までに済ませるのが目安になります。

最初は直属の上司にしましょう。忙しい時間を避け「少しお時間いただけますか?」とうかがった上で報告をします。新婚旅行休暇のお願いや退職にかかわる問題もあるので、会社の規則を確認しておきましょう。

直属の上司に報告後は、上司がみんなに伝える場を設けてくれるのか、自分からひとりひとりに報告するのか、上司のアドバイスに従って行動をするように。仲のいい同僚との普段の会話で結婚の話が出たら事前に伝えてもいいが、あくまで内密にしておいたほうがいいです。といいますのも公には直属の上司⇒先輩⇒同僚の順番を守ることが大事になるからです。

親族には親が伝える場合が多いが、余裕があれば自分から電話で報告するとベター。遠方やご無沙汰している友人には、メールで伝えるにしても、あくまでその人個人に宛てて。複数宛てで一斉メールなどの報告は失礼になります。

ルール3披露宴、二次会に招待するかどうかが分かるように伝えて

招待客を決めてから報告しよう 結婚報告の挨拶を具体的にどうするのかは悩むところ。

基本的には、おのろけはそこそこに、事実関係をはっきり伝えることを心がければ問題ありません。相手が第一に気にするポイントは披露宴や二次会に呼ばれるかどうか。このため日程も招待客のリストも決まった時点で伝えるのがマナーです。

招待したい場合とそうでない場合の伝え方は下記の表を参考にして。

結婚する時の伝え方

職場の上司へ
披露宴に招待したい 上司には 披露宴に招待しない 上司には
「このたび、結婚することになりまして、部長にもぜひ結婚式にご列席いただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします……」

「○月○日に某ホテルで挙式の予定です。部長にもぜひ列席いただきたいと思っております」
「このたび、結婚することになりましたが披露宴は実家の近くの○○で行うので……」

「結婚式は○月○日ですが、披露宴は親族だけですませますので会社の皆様には改めてご挨拶できれば……」
友人へ
披露宴に招待したい 同僚・友人には 披露宴に招待しない 同僚・友人には
「実は、この春に結婚します。結婚式のご案内をかねてお電話しました。招待状は近日中にお送りするので、よろしくお願いします。」

「この春に結婚することになりました。結婚式は○月○日で、出席してもらえたらうれしいのだけど……」
「秋に結婚することになったのだけど、披露宴は親族だけですませるので……」

「実は、結婚することになったの。式のことはまだ何も決めていないけれど秋には入籍の予定です。」

ルール4派遣社員なら、退職したいなら、職場結婚なら…

職場の環境や今後の希望に応じた報告をする王にしましょう。「派遣社員として働いている場合、直属の上司は派遣先なのか、それとも派遣会社なのか」、「結婚退職を考えている場合、人事や仕事の引き継ぎはどうなるのか」、「職場結婚の場合、どう挨拶すればいいのか」などなど。誰に報告するか迷ったり、報告の仕方が分かりにくいケースの対処法を紹介します。

これを読んでも疑問がある場合は、職場の総務関係者や似た境遇の経験者から話を聞いて参考にして。

派遣社員の場合

勤務先の上司ではなく、まず雇用主である派遣会社へ報告をしましょう。登録内容の変更など手続きが必要な場合もある。働いている職場にはその後に報告します。今後の働き方をきちんと伝えて。

結婚を機に退職するなら

一般的には、結婚式の3カ月前までには報告するようにしましょう。後任人事や仕事の引き継ぎも必要になるので、会社の規定をチェックした上でそれに沿った対応を。

職場結婚の場合は

それぞれの上司に同じタイミングで各自が報告します。その後、ふたり一緒に互いの上司に挨拶を。同じ部署の場合、異動を要請される場合もあるので、ふたりの希望を事前に考えておくようにしましょう。

職場内で結婚が続いている場合は

結婚が2、3組重なっていると仕事に支障が出ることも。また招待される側が負担に感じるかもしれない。心配なら事前に上司や同僚に相談し、招待客を決める際の参考にするのもいいかもしれません。

あいさつに行く前の準備編

ページ上部へ戻る