マルチタスクは危険かも。仕事を抱えて終わらせられないのはもしかしたら・・・

ビジネス

みなさんはADHDというのをご存知でしょうか?
最近はさまざまなところでよく耳にするADHD(注意欠如多動性障害)。よく子どもなんかが症例としてとりあげられることが多いのですが、簡単に言えば”じっとしていられなくて、騒いでばかりいるような”症状というような認識が多いのではないでしょうか?

ですがADHDというのは決して子供だけがなるというわけではなく、大人であってもADHDの症状を持っている場合、仕事をしていくうえで様々な場面で出てきてしまうのです。

ただADHDというのは、はっきりと目に見える症状ではないため、本人も周囲も気づかないでいることが多いと言われています。

ですが、先ほども言いましたがADHDは仕事をするうえで、いろんな場面で妨げになることもありますのでどういった症状が多いと注意が必要なのかというのをご紹介したいと思います。

 

1. 遅刻が多い

知られているようであまり知られていないADHD。
ADHDの人は時間の感覚に欠けることが多いと言われています。そこで振り返ってみてほしいのですが、毎日のように遅刻する人という方はいらっしゃらないでしょうか?

もちろん会社の同僚でなくてもあなた自身が乗ろうと考えていた電車に乗り遅れてしまうなどといったことや、クライアントとのアポによく遅れてしまうといったようなことはないでしょうか?

考えすぎと思われるかもしれませんが、きちんと計画を立てているはずなのにそのとおりに行動できず、よく遅刻を繰り返してしまっているような場合、ADHDの可能性があるかもしれません。

 

2. マルチタスクが多い

多くの場合、いくつもの仕事を一度にこなさなければならない時というのはあるかと思いますが、集中して取り組まなければいけないこともあるのも事実。ですがひとつのことに集中するべきタイミングであっても他の業務と並行して行ったりしてしまうというような症状もあるのです。もちろん効率など考えると必然的にマルチタスクになってしまう場合もあるのですが、ADHDが伴う場合というのは何ひとつ満足に終わらせることができないのです。

仕事のほとんどに優先順位というものがあるはずですが、ADHDである場合、そういったマルチタスクを好む傾向がありますので、常に多くのことに気をとられてしまうのです。

マルチタスクは効率を考えての行動などもありますが、ミスであったり、逆に遅れてしまったりする可能性もあるほか、ストレスなどの原因となりますので注意が必要です。

そして気がつけばいろいろなことをはじめてしまうというような場合、ADHDを疑ってみるのもよいかもしれません。

 

3. 中途半端に終わっている仕事が多い

もちろん気分的なものが影響する場合もありますが、張り切って始めたいくつもの仕事が中途半端のまま机に溜まってしまっているような方は注意が必要です。

もちろん終わらせなければ机の上なんか片付けように片付けにくいかと思いますが、あまりに続く場合は集中力に欠ける証拠である場合も多いようです。

よく机の上を整理整頓するなんてことも言われたりしますが、中にはまったく片付けられす、さらには中途半端な仕事がたくさん机の上に残ってしまっているというのはひとつの判断材料と思ってもよいかもしれません。

 

4. 記憶力が弱い

仕事で会った人の名前を思い出せないことなんていうのは誰にでもあるかもしれませんが、そういった状況が頻繁にある場合、ADHDを疑ってみたほうがいいかもしれません。

年を重ねればそれなりに物忘れなんかも多くなってしまったりしてしまいがちですが、ADHDの人は記憶力に問題があるというのも症状の一つとして言われていますので、人の名前や正確な言葉などをすぐに思い出せないことが頻繁に起こるようです。

これは認知症なども気になる場合もあるかもしれませんが、ADHDの場合、あちこちに注意が向いていて記憶すべきことがきちんと覚えられていないことが原因なんだそうです。

 

5. 計算や作文などが苦手

頭の中で計算をしたり、メールであったりというのは仕事をする上で全くしないというような方はあまりいないかと思いますが、ADHDの方というのはこれらの行動が苦手な場合が多いようです。

というのもやはり集中できない為、あらゆることを考えてしまい、きちんとした文章であったり、ちょっとした計算なんかも頭の中で計算することが苦手なようです。

また字が下手という特徴もあるそうですが、これは集中力に欠けていて、きちんと書くべき字を慌てて書いてしまうせいかもしれません。

 

6. 単純作業が苦痛

向き不向きというのもありますが、仕事のなかには時に、延々と単純作業をこなさなければならない場合もありますよね。黙々と集中してできるのであれば心配ありませんが、ソワソワ、イライラしてしまうようなら、ADHDの症状である可能性もあるようです。

 

まとめ

いかがでしたか?
上記は仕事の妨げになりがちなADHDの症状ですが、もちろん他にもあるかと思います。
ただあまりに気にしすぎて上記の何かに当てはまるからと心配しすぎるのもあまりよくありません。

人間、完璧ではありませんから、このような症状のひとつやふたつ誰でもあるでしょう。
ですが自分の気持ちと行動が伴わないような場合というのは、ADHDの可能性もあるかもしれません。

あまりに上記の項目に覚えがある人は、自分の症状をしっかり把握して、必要であればADHDに対する対策を考えたほうがよいかもしれませんね。

 

画像:http://free-photos.gatag.net/

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