営業成績もアップする?話し方を意識するだけで印象がグンと良くなるコツ
演劇なんかを見ていても感じるかと思いますが、やはり役者が変わると一つ一つのセリフは同じでも妙に世界に引き込まれたり、世界に入り込むことが出来ないばかりか退屈に感じてしまうこともあるのではないでしょうか?
あなたは今まで生きてきた中で様々な人たちの話を聞いたりしているのではないかと思いますが、妙に説得力がある人って、声はしっかりしていて芯が通っているような印象はうけなかったでしょうか?またその人の魅力が伝わるような自信などを感じることはなかったでしょうか?
実は言葉だけではなかなか印象に影響を与えることは難しいのです。言葉ではなく、声のトーンや大きさの方がはるかに人に印象を与える役割としては強いのです。
もしかするとプレゼンなどを数多くこなしている人というのは言葉ももちろん大事ですが、話し出すタイミングであったり、声の大きさ強弱というのを結構意識されていたりするのではないでしょうか?
プレゼンなどをするということは聞いてもらう相手にやはり納得してもらわなければいけません。そのためには言葉だけを重要視するのではなく、“人を魅了し納得させる”ための話し方をご紹介したいと思います。
1. しっかりした”声”をだす。
しっかりした声と言っても抽象的過ぎて分かりにくいかと思いますが、声の種類には“頭声”と“胸声”という2種類があるのですが、多くの方はご存じないでしょう。簡単に言えば喉だけを震わせて声を出すことを頭声といい、身体をふるわせて声を出すのが胸声といいます。
もちろんどちらも喉を使って声を出すわけですから声を出すという点では変わらないのですが、身体を震わせて声を出す方がはっきりとした声、芯や重みが感じられるのです。
一般的には女性は頭声で話をする方が多く、男性は胸声で話をされる方が多いのも特徴の一つかもしれません。これらの声の使い分けで意識したいのはもちろん喉の使い方もあるのですが、多くの方にイメージしろと言っても難しい話です。そこで簡単に胸声を取り入れれる方法をご紹介したいと思います。大切なことは“呼吸”です。
みなさんは複式呼吸というのを聞いたことはあるのではないかと思いますが、呼吸する際に胸を動かして呼吸するのではなく、お腹を出したり、へこましたりしてする呼吸を意識するようにすれば結構簡単に取り入れることが出来るのです。
呼吸方法を変えるだけで、芯の通ったしっかりした声が出せるようになるはずです。もちろん、1日2日意識するだけではいけません。
日頃から意識していないと楽な呼吸方法、つまり胸を動かした呼吸方法にすぐに戻ってしまいますから、普段から複式での呼吸方法を意識して過ごすようにしましょう。
2. はっきりと、ゆっくりと話す
きっといろんなHOW TO本なんかでも紹介されているとはおもいますが、やはり言葉をはっきりとゆっくり話すことが大切です。
人は一般的に緊張すると早口になってしまったり、しどろもどろにしか離せなくなってしまったりしてしまいますが、そういった状況で話をしていても全然話をしていることが頭に入ってこないのです。先ほどの声質、つまり息づかいを変えてしっかりした声が出せるようになったとしても、あまりに緊張していたり、しどろもどろの状態では相手を魅了し、納得させることなんて出来ないでしょう。
“声のトーン”同様大事になってくるのが話す“スピード”です。理想的な早さで話すには、“相手に内容をしっかり理解してもらおう”ということを意識して、一言一言はっきりと述べることが大切です。
もちろん人間ですから緊張してしまうこともあるでしょう。ですが自分が話している内容をしっかりと頭で考えながら話すことができれば、感情が伴い、自然と話すスピードは適切なものになっていくはずです。
こればかりはそれぞれのケースがありますのでまずは、話の上手な職場の同僚であったり、テレビのコメンテーターなどを参考にしてみるのもいいかもしれませんね。
3. ”テンポ”や“間”をしっかりと感じる。
ゆっくり話すことと同様に大切になってくるのが“間をとる”ということと話をする時のテンポであったり、受け答えのテンポです。
相手の質問や話に対して受け答えをする際は、すぐに話し始めるのではなく、しっかりと相手の話を飲み込んだ後から話し始めるようにしましょう。というのも、間をとらずに自分が話し出してしまうと、“焦り”が伝わるだけで“余裕”というものを感じられません。また、話をする際は文章の中の“句読点”があるように、テンポも意識しなければなりません。
“句読点”のない文章って読みにくくないですか?それと同じでそういった“句読点”のない会話というのは相手ももちろんのことあなたも疲れてしまうだけなんです。そんな疲れる会話したくないですし、全然魅力的にかんじませんよね?
まとめ
いかがでしたか?
人に何かを伝えるということはとても難しいですが、正直何も考えずに会話して相手を納得させることなんていうのはほとんどの方は無理でしょう。中には、天性の才能でそういった感覚がある方もいらっしゃるのかもしれませんが、それは本当に特殊なケースです。
すぐに全部とは言いません。まずは“頭声”ではなくしっかりと“胸声”を出すということを意識してみましょう。それだけで大きく印象は変わるものです。ぜひ試してみましょう!
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