上司としての立ち振る舞いはなかなか教えてもらえない!新米上司が意識したいこと3つ!
もうすぐ新入社員を迎える時期ですが、今までは教わる立場であったのが、春からは指導する立場に立つという方も少なくないのではないでしょうか?
正直、仕事のやり方なんていうのは教わる機会というのは普通にあるものですが、先輩、もしくは上司としてどういう立ち振る舞いがいいのかという明確なあり方を教わる機会は殆どといっていいほどないのではないでしょうか?
また、あなたの会社には中堅どころの世代の方というのはちゃんといらっしゃいますか?中堅どころがいないと若手から先輩、もしくは少し上の立場に立ったとき、参考に出来る人がいないなんていうのも少なくありません。
これらは不景気の間にリストラ対象であったり、自主退職の募集などで中堅どころの人がいなかったり、もしくは景気のよくない時期にしっかりと計画性のある採用などを行えなかった、採用する余裕がなかったなど様々な理由が考えられますが、こういった状況の中、新人を指導すると言うのはすべてが模索しなければならず、責任の重さなどから悩んでしまう方というのも少なくないでしょう。
そこで今回、筆者の経験をもとに部下や後輩を持った時にどういった立ち振る舞いがいいのかと言うのをご紹介したいと思います。もちろんご紹介することが全て正しいと言うわけではありませんが、最近は”パワハラ”などと言われることもあります。十分注意しておかないと今まで築き上げてきた評価を一気に崩しかねませんのでしっかりと”いい先輩”や”よき上司”を目指していきましょう。
1. 部下の発言を聞く
仲良くすることと、話を聴くことを混同してしまいがちの方が多いものです。
友達のように仲良くする必要はありません、。時間を取って、話をよく聞くようにするだけでいいのです。
というのも”相手の話を聞く”というのはどんな人間関係においても絶対に守らなければいけない基本なんです。もちろん話の内容によっては聞く必要のないこともあるでしょう。部下や、後輩のはつげんを聞き入れるかどうかはケースバイケースですが、しっかり部下の発言を聞くことが良き上司であったりいい先輩の第一条件です。
多くの場合、仕事もわかってないのにという考え方が多いものですが、最近はしっかりと説明して欲しいという若い方が少なくないのです。昔であれば、見て覚えるなんていうのが一般的だったかもしれませんが、正直今の時代においてはナンセンスです。
またクリエイティブな発想を必要とする仕事であれば、仕事をはじめたばかりの部下のほうが、突拍子もない発言が出た方が、仕事へのヒントとなる可能性だってあるのです。そして、後輩や部下に発言する機会を与えることで自発性も生まれてくるのです。
2. 気分に振り回されない
感情的になる人は上に立つ資格はないでしょう。
もちろん日々の業務などで多くのストレスなどを抱えることもあるでしょう。ですが良い時もあれば、悪い時もあるのが人生です。
いちいち良いことや悪いことに反応して感情的になってしまうのは控えるようにしたほうがいいでしょう。もちろん良いことが続いていつも機嫌がいいのは悪いことではないのですが、いつも安定した感情コントロールと言うのが必要なんです。
たとえばですが、時間の締め切りが決まっているような仕事である場合、やはり時間が迫っている状況であれば誰でも時間を気にしだすものですが、そういった焦る気持ちなどさまざまな気分に振りまわされてしまっては、無愛想な態度をとってしまったり、適当な指示しか出さずに部下が失敗をしてしまい、余計に仕事が増え、さらにイライラするなんていうのは典型的なパターンと言えるでしょう。
時間と心に余裕のないときほど、部下への対応には気をつけなければいけません。
どんなことがあっても、冷静に対応できるように意識するだけで大分変わるはずです。今から先輩、上司としてしっかりと意識するようにしましょう。
3. 部下と友達にはならない
仲の良い会社というのはイメージ的にいいように思う方も多いかとおもいますが、ある程度、一線を引く必要があります。もしあなたが先輩ではなく、上司であるのであれば、威厳があることを見せなければいけません。
正直、友達は会社外に作ったほうがいいでしょう。
もちろん仲が悪いよりかは仲がいいほうがいいのですが、なめられるような関係になってしまってはいけません。たとえ気が合ったとしても、上下関係の一線はしっかりと保っておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
人を育てるのはとても難しいことですし、信頼関係というものを築くには上司としてのきびしい意見を言わなければいけません。ですがそういった厳しさが的を得ているのであればきっと後輩、部下の心に響くはずです。
また嫌われたくないからといって無理に会話に入ろうとしたり、仲間にしようとするような行動というのも正直部下からすれば”うざい”行動でしかないのです。
きっと人の上に立って初めて、部下を育てることや良い上司になることは難しいということが初めて分かるのではないかと思いますが、その分やりがいも感じるはずです。
上記の項目は基本中の基本です。しっかりと意識して部下とともにあなた自身も先輩、上司として一緒に成長していきましょう。
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