価値観、しきたり、こだわりには違いがある。
婚姻は両性の合意のみに基づいて成立するというのは憲法の有名な条文ですが、家と家とが結びつくものであることことも否定できません。
それぞれの家は地域や歴史によって育まれた価値観やしきたりを持っています。これが両家で合意すれば問題はありませんが、なかなかそうはいきません。結婚式ではそうした価値観やしきたりの不一致が露見しやすく、様々な対立やトラブルに発展しがちです。
結婚式の準備において両家の間での意見の食い違いあるのはむしろ当然のことで、問題はそれをどう調整し、収めていくかということです。対立があった場合、親同士がやりあうと話はこじれるばかりの事が多く結婚する二人が調整役をつとめるのがベストになります。
両家の言い分をていねいに聞き取り、親の気持ちに添いながら、より良い方向に話を持っていく。
それぞれの親の言い分はオブラートに包んで相手に伝えるような心づかいも重要となってきます。
親の剣幕に押されてふたりともヒートアップしては元も子もありません。冷静に話を進めることが結婚式はもちろん結婚生活を成功に導いてくれます。