カッコイイ”プレゼン”をしたい?その前に考えておきたいことは何?
なんでも見栄えがいいとよく見えたりするものですが、皆さんは企画書などを作成する時というのは何で作成しているでしょうか?
もちろん、社外でプレゼンする場合などはしっかりとした企画書を作成しなければなりませんから、きっと一番利用されているのがパワーポイントではないかと思います。パワーポイントはプレゼン用の資料作成なんかにとっても便利なツールですよね。ですが、それなりに作りこもうとすればやっぱり時間もかかりますし、時間をかければいい結果が出るというようなことはまずありません。
そしてプレゼンするにも、社外に出す前には社内でのプレゼンを実施するのではないかと思うのですがいかがでしょうか?
社内プレゼンは、もちろん会社内でのすり合わせの段階でもあるのですが、社内プレゼンでも上司などの気持ち、つまり”人の心を動かす”事ができなければ意味がありません。ですが、資料を作ることにばかり意識がいってしまってプレゼンで大事にしないといけないことが抜け落ちてしまうことも少なくありません。せっかく時間をかけていいものを作っても中身がペラペラで期待はずれなんて思われてしまっては悲しすぎますよね。
もちろん冒頭でもお伝えしたように、見栄えは大事です。ですが、そこにばかり注目していてはいい結果が出るはずの企画であっても予想外に感動してくれないなんていうこともあるのです。
そこで今回はプレゼンにおいて大事なことをしっかりと確認してみませんか?
パワーポイントで多くの時間をかけずに初心に戻って確認することで、パワーポイントで企画書を作るための時間の短縮であったり、課題点や議論すべきポイントがぼやけてしまうことを防ぐために意識したいこと、そして便利ではあるけれどパワーポイントの“演出”に頼らずにちゃんと社内プレゼンを行う際はどのようにするとよいのかをご紹介します。
1. “テーマ”を明確にする
プレゼンにおいて重要なのは何を目的にプレゼンをしているのか?ということです。
この課題はいわゆるテーマとなるべきものなんですが、プレゼンをする上であなたが何について話しているのかを明確にすることが一番重要なんです。そのテーマにより、何が問題点で何を課題だと感じているのかという事を明確にしなければいけないのです。
またテーマは簡潔に誰にでもわかりやすいことが重要です。
たとえば、小売などの仕事をしている場合、商品アイテム数が増えて在庫管理が大変な場合、在庫管理にかかるコストがかかっていると提起することが可能です。ただシステムを刷新するにしてもそこまで大変と感じていない場合もありますので課題について議論しなければならない場合もありますので”課題”を提起することは極めて重要になると言えるでしょう。
2. 解決方法をわかりやすく説明する
プレゼンで課題を提起した後、自分の望む方向へ導きたいのであれば、”その課題をどのように解決するか?”ということが重要です。
ただこの”その課題をどのように解決するか?”というのはあなた自身のアイデアだったりするわけですから一番の見せ場になりますよね?ですので誰にもわかりやすく説明する必要があるのです。
仕事などであれば専門用語など飛び交うかと思うのですが、プレゼンを聞く相手が絶対にそのことを把握しているという保証なんてありません。特に部署などを超えたプレゼンになると専門用語の意味もわからないなんてことはざらにあります。専門用語を一般的な言葉で話そうとすると、難しい場合もあるかもしれませんができる限り専門用語など使うのは避ける方が良いでしょう。
一般的な言葉で惹きつけるための言葉を使う方が、大衆には響きやすいのです。気持ち的には小学生相手に話すような意識でよいかもしれません。相手にしっかり伝わるようにということを何よりも心がける事が大切です。
3. 解決方法だけではプレゼンは成功しにくい
正直プレゼンで課題を提起し、具体的な解決方法を提案できればプレゼンの大方は完了するのですが、人の心というのはそれだけでは動かない事が多いのです。
冒頭でもお伝えしましたが、プレゼンする上で一番重要なのは聞き手、つまり”相手(人)の心を動かす”ということです。
ですので問題を提起し、解決案を伝えたあとに、そうすることで“どうなる”のかをしっかり伝える必要があるのです。正直、解決方法だけでは、さらに議論が交わされて「それより、こっちの方法がいいんじゃない?」などと異論が出ることも多々あります。
もちろんあなた自身も考えた内容であればそれこそ議論する時間の無駄になります。そのためには自分が提案した内容で取り組むことでのメリットを伝えなければいけないのです。
このプレゼンした内容でのメリットを伝えるというのは”人の心を動かす”ということに大きく影響してくれるのです。
まとめ
いかがでしたか?
大切なのは“課題は何か?”、“どう解決するのか?”、“解決したあと、どうなるのか?”です。
最近はプレゼンといえばパワーポインタが当たり前ですが、プレゼンするための演出ばかりに目が行き過ぎて大事な事が抜けがちになってしまいます。もちろん演出はカッコいいほうがいいのですが、中身が伴わなければ「形だけのプレゼンだったね。」なんてバカにされかねません。
また上記の3項目をしっかりとまとめるだけで、資料自体も何が言いたいのか?ということがスッキリと集約され、とても見やすい資料になるはずです。
もしプレゼンするには?と悩んであられるのであれば上記のことを意識して考えてみてはいかがでしょうか?