一度就職してから再スタートも全然あり!社会人学生をする理由とお勧めする理由!
最近は社会人ながら大学院や専門学校に通う「社会人学生」が増加傾向にあると言われています。
晩婚化と言われている昨今、新しいライフスタイルとして選ばれている社会人学生ですが、大学等を卒業し、一度は社会に出ながらも、再び学び直すそのワケとは一体何なのでしょうか。
そこで今回は社会人学生が選ばれる理由とおすすめする理由をご紹介します!
社会人学生が増えている理由
資格や技術が欲しい!
高校卒業後の進路を決めるのは17~18才。漠然と学校選びをしてしまう人は少なくはありません。正直高校生の頃に10年後20年後の自分をイメージするというのは難しいものです。
もちろんそれぞれ夢などもありますが、実現するために頑張っていたとしても、人間ですから考え方も変わりますし、環境なども変わります。ですので大人になって様々な経験を重ねていくうちに、本当にやりたいことや、それに必要な技術や資格が明確になってくることもすくなくありません。また、不景気ゆえに、一生食べていけるような「コレ」という安定した職を手にしたい人は増えているのも背景としてあるようです。
ゆとり世代と揶揄されることも少なくない世代ですが、多くは現実主義者の多い今の20代。社会人学生と言うと、脱線しているように思われがちですが、実は長期的な計画のもとに実行されているのです。
多様化するライフプラン
最近でも大手で行われることの少なくないリストラ。
景気が上向きつつとありますが、実態としては今の雇用環境を維持するのが難しいと感じている企業も少なくはないでしょう。実際に定年まで同じ会社で働き続ける人は減少傾向にあり、代わりに転職や独立が当たり前となっているのが現在です。
また、特に女性は結婚や出産などを機に、多くの方が「ライフワークバランス」を見直さなければなりません。こういった人生の分岐点で、これまでの経験を踏まえて、新しい知識や技術を得たいと思うのは必然なのかもしれません。
固定観念に囚われない!
最近は一昔のような競争を促すものではなく、”オンリーワン”な個性を認める教育を受けてきたゆとりの世代。決まりきったレールに沿って生きるのは窮屈なのかもしれません。
それを象徴するように最近ではすかっかりと定着してきたフリーランスという言葉。もちろん何を専門にするかは個人個人違いますが、いわゆる自由なワークライフです。また、ストレートに就職せずにやりたいことを優先したり、一旦会社をやめて学校に入り直したりしても、厳しい視線を向けてくる人は少なくなり、後ろめたさもあまり感じません。
このように、「やりたいこと」に集中できる環境が整っていることも、社会人学生増加に大きな影響を及ぼしているかもしれません。
社会人学生をおすすめする理由
実際、冒頭でも触れましたが高校生の頃であったり、大学に進学するにしても自分の将来などその時点ではなかなかイメージしにくいものです。もちろん、若い頃から明確に目標を持って活躍される方もいますが、現実そんな人なんて1%もいないのではないでしょうか?
そういった意味では、一度就職してからもう一度勉強しなおすというのは遠回りのように思えて実は効率的だったりするようにも思います。学生の頃のネットワークなどでも十分に情報を得られることもありますが、社会に出てからは嫌でも情報というのが広がります。
そう言った意味では今の仕事を続ける上でも、また違った仕事を目指すにしても社会人学生というのは非常に効率的のように思います。また結婚して家庭を持ってしまうと、家計のやりくりや家事と仕事の両立等の面から、学校に通うのは難しいですよね。
特に子供が生まれたら尚更です。
ですが今の平均初婚年齢は男女ともに30歳前後。再び学校に通い始めるのが20代後半だとして、それから新しい職を手にするまでのプロセスを経ても、家庭という現実に向き合うまでの「タイムリミット」にはなんとか間に合うと言えます。
また違った側面で見ても親の援助のもとにあった学生時代とは違い、自分で学費や生活の工面をしなければならない社会人学生。そのモチベーションは高く、短期間で集中して知識や技術を習得する傾向にあります。20代ならば、いくらでもやり直しがきくもの。「今から始めても遅いかな?」とひるまずに、チャレンジしたいことがあれば積極的に行動に移してみてもいいかもしれませんよ!