”できない”ではなく”しない!”なぜ若者に「嫌婚派」が増えているのか?

カップル 背を向ける

最近は絶食男子というフレーズがよく聞かれるようになりましたが、女性に興味ない=結婚に対して興味がないということが連想されますが、事実ニュースなんかでもたまに取り上げられていますが、彼や彼女がいても結婚したくないというカップルも少なくありません。

6月に日本生命保険が発表した調査結果によると、「結婚したくない」と回答した人が全体の24%を占めたそう。

結婚したいと考えている人も多いかと思いますが、5人に1人は結婚したくないと考えている人がいるとなると自分の彼や彼女がもしかしたら結婚したくないと考えていることも十分に考えられますよね。そこで今回は結婚できないのではなく、したくない、いわゆる「嫌婚派」の若者についてご紹介したいと思います。

 

結婚は、時間とお金を奪うイメージ

これは少し前ぐらいから男性のあいだでは言われていたことですが、結婚すると収入や時間が家族のものになり、独身時代とはガラッと生活が変わります。「結婚=自由を奪われる」というイメージは強く、家族を持つことで時間が制限されてしまうことを、今の若い人は恐れているんです。

そして特徴的なのは以前は男性がこういったことを考える傾向が強かったのですが、今では女性も同じように考えている人が少なくありません。

それはお金の面でも同じことで自分が稼いだ給料を、好きにお金を使えなくなることに抵抗がある人も多いのです。

今では共働きの世帯なんて当たり前の時代ですが、男性の中には、自分がただのATM扱いにされるのではないかと警戒している人は案外多く、結婚してお金と時間に自由が効かなくなるということを嫌婚の理由としてあげているのです。

そして女性のほうも同じで、結婚するとお金が減ってしまうと考えているのです。今の女性は、男性と肩を並べるほどに稼いでいますから、「今の生活水準を下げたくない」「貧乏な男と結婚するくらいなら独身でいる」というふうに、結婚に嫌悪感を示している女性が多いのも事実なんです。

 

女性は、キャリアアップの中断が嫌!

社会的な事情であったり、国の方針であったり女性の社会進出が進み、自分のキャリアを積み上げる方が増えてきましたよね。

そして仕事の面白さを感じるのは20代後半から。20代後半までは仕事などしていても先輩に聞いたり教えてもらったりということが多いかと思うのですが、後半ともなると自分で意思決定したり、企画したりできるようになり、仕事の面白さを感じれる年頃なんですが、これは結婚適齢期とドンピシャですので、「結婚を取るか、仕事を取るか」で悩む人が多いのも事実です。

ですが、結婚をとってしまうと今までのキャリアが中断されると危惧する女性も少なくありません。子供を産まなければそれまでのペースなど崩すことなどあまりないかもしれませんが、子供を育てるとなると多くの方が仕事を諦めてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今は少子化対策として、職場の環境改善が叫ばれていますが、多くの会社はまだ安心して結婚できるような環境は整っていないということなのでしょう。

 

インターネットの発達で寂しさを感じなくなった

これは科学の進歩もあっていいことなのかもしれませんが、インターネットがなかった時代は、独身者は老後まで孤独な日々を過ごす人も居たのでしょう。ですが今はネットの発達で、生活に様々な楽しみを与えてくれるようになりました。

そして多くの方の生活リズムを変えることになったのが、フェイスブックやmixi、LINE、InstagramなどのSNSではないでしょうか?

登録さえすればみんなが何しているとかというのは逐一情報が入ってきます。もちろんそれを伝える方が書き込まないと表示されないのですが、不思議なもので誰も書き込まないということなんてないですよね。

ですので、部屋で一人でいても、スマホを使えばすぐに友達とつながりを持つことができます。これで寂しさを感じにくくなり、結婚への焦りが抑えられているのではないでしょうか?

 

結婚しなくても生活ができる

女性が男性と同じように稼ぐようになったこともありますが、少し前の家庭というのは多くが男性がお金を稼いで女性が家庭のことをするという家庭が多かったと思うのですが、どちらかというと家事が苦手であった男性は、かつてはすぐにお嫁さんをもらい、家のことをやってもらっていました。

ですが今は結婚しなくても、美味しい食事ができるようになりました。コンビニがあって、デリバリーや24時間営業の飲食店があり、栄養価についてしっかり考えたお弁当もありますね。

料理だけでなく、部屋の掃除や洗濯などをしてくれる家事代行サービスもあります。そして一昔前に流行った熟年離婚ブームで危機感を感じた男性も、進化と同じで危機感を感じてそれを利用しなくても、家事をこなせる能力を身につけてきたのです。

ですので結婚相手を探すこと自体に意味を見いだせなくなってしまったのです。

 

まとめ

いかがでしたか?

今の時代は良くも悪くも、結婚しなくてもいい理由がたくさんあります。そして近所にはお見合いを勧める「お節介オバサン」もいなくなたことも象徴とされているのではないでしょうか?昔と違ってなにがなんでも結婚!という雰囲気は今はありませんよね。

少子化対策と言われていますが、そもそもの大本が興味が薄れるような世界では若者を結婚に向かわせることがまずは優先順位なのではないでしょうか?

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