本気で完ぺきなパートナーを選ぶ場合に覚悟しなければいけないこと。
今回は以前にお話させていただいた記事の第2弾的なものです。
前回の記事はこちら なぜ僕には彼女がいないか…
あなたは今、恋愛が絶好調で進んでいますか?
もちろん絶好調なんか程遠いよ!という方もおられるかもしれませんが、恋人が今現在、いないあなたも、恋人がいてとってもラブラブ!という方も恋愛のゴールは結婚です。結婚してまたそこから2人の人生が始まるわけですが、ここで問題なのは、恋愛での成功をいかに永遠の幸せに結びつけるか?です。
ちょっと回りくどい言い方になってしまいましたが、1度は悩んだことがあるのではないでしょうか?『ほんとにこの人と結婚するのがベストなのか?』ということ。
完璧なパートナーを選ぶにしても、いつの時点で「その人」と決めるかですよね。一般的にほとんどの方の行動を見てもわかると思うのですが、あなたに好意を示した最初の人に慌てて決めて結婚すべきでないということが浸透していますし、言われますし、あなたも自然とそういう判断をしていると思うのです。
でもそれと同時に永遠の幸せを早く手に入れたいという思いもあり、あまり長くは待ちたくもないでしょう(笑)。つまり問題は人生でデートできる人が限られている中で落ち着くべき時、つまり結婚を決める時をどうやって知るかです。
完璧なパートナーを選ぶには
色糸と前置きが長くなりましたが、ここから本題です。そんなふうに結婚を意識したことのある方や、現在恋愛が絶好調な方も完璧なパートナーを選ぶ場合、つまり結婚するという選択をする場合きっと悩むはずなのです。
15歳でお付き合いを始めて35歳までに結婚するのを理想とします。その間にお付き合いできそうな人にたくさん出会うのではないでしょうか。そんなふうに出会う方々も長所のレベルも様々です。
また出会って「この人だ!」と思って結婚したとしても、誰か一人に決めて結婚するとその後どんな人に出会えたか知ることはできずその結婚がベストだったかどうかなんてことはわからなくなってしまいます。またドラえもんの定番アイテムであるタイムマシンなどを使って、時間を戻して決断を変えるなんてことはできません。
一般的に考えてみても”そのタイミング”では他の人がいるという理由でお断りされて何年もしてからまた誘われるのは嫌なものですよね。ではどうすれば完璧なパートナーを選びぬくことができるかというのがポイントです。幸いにもここで使えるかなりすばらしい数学の力を借りれば可能なんです。それは「最適停止理論」というものです。
完璧なパートナーを選ぶ方法
「最適停止理論」のなかで”秘書問題”というものがあります。これを使えば完璧なとまではいかなくても最善のパートナを選ぶことができるのです。秘書問題の詳しい解説は省きますが、概要的には以下のとおりです。
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結婚相手を1人決めたいとする。
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n 人が結婚相手の候補であり、n という人数は既知である。
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結婚相手の候補には順位が付けられ、複数の結婚相手候補が同じ順位になることはない。
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無作為な順序で1人ずつ出会う。次に誰と出会うかは常に同じ確率である。
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毎回の出会いのあと、その結婚相手候補と結婚するかしないか一度付き合ったあとに決定する。
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その結婚相手候補と結婚するかはそれまで出会ってきた結婚相手候補との比較に基づいて決定する。
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結婚しないと決めた結婚相手候補と後から結婚することはできない。
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このような状況で、最良の結婚相手を選択することが問題の目的である。
いかがですか?なんとなくでいいのでお分かりいただけましたか?ここで問題なのは2.の”n”というところにどれだけの数字を置くかということです。先程も前述しましたが一般的な視点で恋人としてお付き合いするのはだいたい15歳くらいで考えてみてもいいかと思うのですが、ほとんどの女性は35歳くらいまでに結婚をしたいと考えているはずです。
ただここの”n”にいくら多くの数字をいれたとしてもそこまで影響はありません。100人でも100,000,000人であっても、約 37% の確率で最善の結婚相手を選択できるんです。
ですから数学的にはこのようにすべきなんです。デート相手の候補リストにいる最初の37%は真剣な結婚相手としては全員お断りするのです。(笑)そのあとそれまでに会った誰よりも「良い」と最初に感じた人を選ぶのです。
完璧なパートナーを選ぶにはリスクも
前述したように秘書問題に従えば数学的裏付けをもって完ぺきなパートナーを見つける確率を最大化する最良の方法を実践できるのですが、ただ残念ながらこれにはリスクを伴うこともご承知おきください。
例えば完ぺきなパートナーが最初の37%に現れた場合です。不幸にもあなたは お断りすることになるでしょう(笑)
そしてこの数学的方法に従う限り前に会った人より良い人に 会うことはありませんから、あなたはただ断り続けて死ぬまで一人というわけです(笑)おそらく最期は大事なペットに囲まれて看取られることになるかもしれません。
さてもう一つのリスクです。今度はこう考えてください。
最初の37%に 会った人たちが異常につまらなくて退屈で最悪の人だった場合です。
まぁ、このときはお断りの段階にいますから大丈夫ですよね?お断りすることができます。でも次に会う人が辛うじて退屈でなく面白くてマシだったとしたらどうでしょうか?
この方法に従っている限りはその人と結婚しますからずばり次善の関係に落ち着いてしまうわけです。
非常に残念なことです(笑)
まとめ
いかがでしたか?
この方法に100%の成功率は期待できませんが、これより良い戦略などないのです。ですがあなたも無意識のうちにこれをしていると思うのです。私たちは少しの間いろんな異性と出会って 若いうちにいわば市場感覚を磨きます。そして20代半ばかそれ以降になってからまじめに結婚相手を探し始めますよね。
これこそが決定的な証拠といえるのかもしれません。脳には元々ちょっとした数学的回路が埋め込まれているのではないでしょうか。