室内でも日焼けする!? 白い肌を維持、そして肌の負担を最小限に部屋の中でもやるべき日焼け止め
晴れた日に何もケアをせず屋外で紫外線を浴び続ければ、日焼けしてしまうのは当然ですが、実は部屋の中にも紫外線がどんどん入ってきているって知っていましたか?
「私はインドア派だから大丈夫!」と油断している方、絶対いらっしゃいますよね?
そこで今回は、部屋でもUVケアが必要な理由についてお話ししたいと思います。
紫外線はカーテンを通り抜けてくる!
日焼けの原因となるのはみなさんご存知の紫外線です。
その中でも紫外線A波は、ガラス越しや薄いカーテン越しでも室内に届いてしまうんです。たとえ室内でも、日当たりの良い窓の近くなら、戸外の約80%もの量の紫外線が入り込んでいるといわれています。日当たりの良い場所以外でも、空気中に反射、散乱した紫外線が約10%入り込んでいます。部屋の中にいても油断せず、きちんとUVケアをすることが大切なのです。
意外と知らない紫外線の種類
日焼け止めの表示「PA」や「SPF」の意味、意外と知らないという人も多いようです。
PAは「プロテクション・グレードオブUVA」の略で、「紫外線A波(UVA)」を防止する効果を示す数値のこと。そして、SPFは「サン・プロテクション・ファクター」を略したものです。「紫外線B波(UVB)」から肌を守る効果のことを指します。
紫外線にはA波とB波があり、PAとSPFはそれぞれの紫外線に対して効果を発揮するんです。
A波は衣服を通り抜けて肌の奥深くまで届き、コラーゲンを破壊します。このA波を防ぐ指標がPAで、+の数が多いほど効果が高いことになります。
一方B波は肌表面への影響力が大きく、肌が黒くなる直接の原因とされているもの。これによって肌が影響を受け始めるまでに約20分かかると言われていますが、SPFの値は影響を受け始める時間をひきのばせるかということを示しています。たとえばSPFが15の場合、20分×15=300分ということになり、日焼けを5時間食い止められるということになります。
ちなみに今まではPA+++が最高とされてきましたが、2013年の1月にPA++++という表記が解禁されました。肌の奥深くまで入り込むA波の影響が予想以上に大きいという研究結果から、A波に対するより高い処方技術が求められるようになったためです。
紫外線を避けるならば、パッケージに記されたSPFやPAは、数字が大きいものや+マークの多いものを選んだ方が良い気がしますが、一概にそうとは言えません。なぜなら、値の高いものはその分だけ肌に負担をかけてしまうからです。
室内に入り込むのは主に「紫外線A波」!
紫外線B波は、窓やカーテンを突き抜けて部屋に届くことはあまりありません。窓ガラスやカーテン、曇り空などを突き抜けて室内に入り込む特質があるのは、紫外線A波。
しかもこの紫外線A波、肌の表面だけでなく、皮膚の奥にまで到達してしまいます。紫外線A波を浴び続けると、シミ、シワ、たるみなど深刻な肌のダメージに繋がってしまうのです。先ほども前述しましたがA波の影響が予想以上に大きいという研究結果から、A波に対するより高い処方技術が求められるようになったということからもお分かりいただけるかと思いますが、対策は重要ということがお分かりいただけるのではまいでしょうか?
室内日焼けを防ぐ日焼け止めとは?
室内日焼けの原因にとなる紫外線A波、これを防ぐためには、PAの表示に注目すればOKです。
日焼け止めの表示を見ると、PAの横にはいくつかの「+」マークがあり、「+」の数は1個から3個までありますが、室内で日常生活を送るなら「++」で充分です。というのも、2013年にはPA++++という表示が解禁になっていますが+の数値が多ければいいというわけではありません。その理由としてはやはり肌への負荷によるものです。ただし、塗る量が少ないと効果が出にくいので、充分な量をこまめに塗りなおすなどして肌への負担は最小限にして適切に使うようにしましょう。
「起きたら日焼け止め」の習慣を!
室内日焼けは、朝起きたらまず日焼け止めを塗ることで防止しましょう。また、日焼け止めは時間が経つと効果が薄れてくるので、3時間に1度は塗りなおすくらいでいいかもしれません。
お肌に負担が、と思うかもしれませんが、ケアをせず紫外線を浴びてしまうほうがお肌にとっては負担です。充分な量の日焼け止めをこまめに塗ることで、日焼けから肌を効果的にガードすることができるのです。
まとめ
外出しない日はUVケアもお休み、と思っていた人は知らないうちに「うっかり日焼け」をしていたかもしれませんね。今年は家の中でも日焼け止めを使用して、白い肌で夏を乗り越えられるように頑張りましょう!