スラックス・スーツの裾上げはシングル派?ダブル派?とりあえず基本を知りましょ♪

スラックス

スーツをかっこよく着こなしたい!と考える方も多いのではないかと思いますが、あなたはスラックスの裾はシングル仕上げでしょうか?それともダブル仕上げでしょうか?

きっと一般の生活ではあまり聞くことがないのでどっちがいいのか?というのを悩んでしまう場合もあるかとは思いますが、スーツなんかを新調した時にほとんどの場合、店員さんに「シングルでしますか?ダブルでしますか?」なんて聞かれるのではないでしょうか?

最近は裾をダブル仕上げにしている方を多く見るのですが、どういったシチュエーションに向いているのか向いていないのか基本的な部分を押さえておくと良いかもしれません。

 

フォーマルスーツ

みなさんは1着は持っていらっしゃると思うのですが、何かあった時にしか着ないフォーマルスーツ。家にあるものを確認していただいたらわかるかと思いますが、ほぼシングルのはずです。というのもフォーマル、デレクタースーツなどの礼服と呼ばれるスーツの裾は絶対にシングルのはずです。

このことからスラックスの裾はシングルが基本!ということがお分かりになるかと思います。

ですがシングルにこだわるのはあくまでフォーマルスーツという位の意識で問題ないでしょう。というのも一般的な生活ではそうそうかしこまったシチュエーションに出くわすことがありません。それにスーツをかっこよく着こなしたいのであればどんなシチュエーションにも合うという理由でシングルをと選ぶのは非常に勿体無いと言えます。

 

ダブルはもともとオシャレが由来?

先ほどもフォーマルの話をしましたがもともとスーツの裾(スラックスの裾)はシングルしかありませんでした。

ですが、雨の日にスーツを着ていた紳士がズボンの裾を雨で濡らしたくもしくは汚したくないといったことから裾をまくり上げたところ、それが、周りからすると意外とオシャレに見えたことから広まりだしたと言われています。ですので裾の仕上げ自体はダブルの方が後発だったんです。

一昔前、スラックスの仕上げをダブルにしているのはどちらかというと”おじさんっぽい”イメージがあったのではないかと思いますが、これは時代とともにトレンドになったり不人気になったりという傾向があるからなんです。

ですが、スーツでなくてもファッション自体、今の時代は多様なスタイルが受け入れられていますので、ダブル仕上げであっても自分の体型などをしっかりと把握して格好よく着こなせばトレンドなんかも気にしなくて済むはずです。

実際、ファッションセンスと言われるものの中で、重要なものは体型に合っているかどうかというのが重要になってきます。

スーツのパンツの裾やスラックスの裾のダブルとシングルで違いは、フォーマルや礼服などでは厳格な決まりがありますが、普段のビジネススーツではそれほど堅苦しいものはありません。

スラックスの表情を見れば、シングルよりもダブルの方がよりお洒落感はでますよね?ですのでスーツをかっこよく着こなしたいのであれば是非取り入れて欲しいのはダブルの裾仕上げです。

 

 

シングルとダブルどっちが主流?

今シーズンは英国系の色使いであったりモッズスーツがトレンド傾向にありますが、実はスーツは基本的にイギリス系かイタリア系かで大きく分かれます。細かいことは抜きにして今回は裾だけに焦点を絞るとイギリスはシングル、イタリアはダブルと分かれているのです。

ここで考えて欲しいのが日本で出回っているスーツの多くは”イタリアの~で”というようなものが多いですよね。というのも、毎年開催されるイタリアのピッティウォモが世界のファッション業界の中心なので、日本のスーツ業界はどちらかというとイタリア色が強いということが伺えます。

 

もちろんイギリス製のスーツがダブルにするとおかしいのか?というとそういうことではありませんが、スタイルにはやっぱり特色があるんです。

またここ近年はクールビズであったりウォームビズなどのスタイルでジャケット&スラックススタイルの方が、オフィスでも増えてきているように思いますが、スーツと同様に売られているジャケットは、日本ではイタリアンジャケットが多いです。

その為、ジャケット&スラックスのスタイルであれば裾はダブルのほうが相性がいいのです。

 

シングルにしろダブルにしろ気をつけるべきこと

スーツはいかに自分の体に合わせた選択をできるかがかっこよく着こなすポイントです。

ここで頭に入れておいて欲しいのは、シングル・ダブル仕上げに共通して言えることなんですが、裾に少しクッション(たるみ)を入れるほうが足元に重厚感があり大人な着こなしになるということです。

もちろん購入する時に担当してくれる方がそのことをよくわかっている場合などであれば心配する必要はあまりありませんが、最低でも裾上げの予備知識として知っておいたほうがいいことをご紹介したいと思います。

 

シングルの裾上げで意識したいこと

基本的にシングルはワンクッション、つまり”たるみ”を入れるようにしましょう。

実際、シングルの短めをイメージしてもらったらいいと思うのですが、短すぎるとかなり不恰好になります。

 

ダブルの場合

ダブルの場合、ハーフクッションかノークッションがおすすめです。

女性の場合は別にくるぶしが見えても構いませんが、男性の場合、ノークッションはここ近年は流行っていますが、もし取り入れたいのであればくるぶしは見えないようにしたほうがいいでしょう。また幅についてですでがあまり細すぎると”??”という印象を与えてしまいます。太くすればいいというわけではありませんが、だいたい4cm程度がしっくりくるのではないでしょうか?

またダブルの場合、折り返した部分とスラックスを繋ぐために糸かボタンで留めるのですが、これも好みによります。クラシックにこだわるのであれば糸でいいかと思いますが、利便性を考えるのであれば断然ボタンの方がいいでしょう。

というのも折り返したところに溜まる埃を取るには糸だとめんどくさいです。

 

まとめ

いかがでしたか?

基本的なことを知れば裾上げも悩まずに済みますよね?かっこよく着こなすのであればやっぱりダブルがいいかもしれません。

もちろん個人の価値観にもよりますが、オシャレ感を出すのであれば断然ダブルと言えるでしょう。

ここでおさらいしておくと、

  • フォーマルスーツならシングル

  • イギリススーツはシングル

  • イタリアスーツはダブル

  • ジャケットスラックススタイルであればダブル

  • シングルはワンクッション

  • ダブルはハーフクッションかノークッション

結果、冠婚葬祭はシングルが当たり前ですし、ビジネスや堅苦しくない場であれば、好みによりますが、ダブルがおすすめです。

 

画像:www.pinterest.com

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