「何食べたい?」に「なんでもいい」としか答えない女性の心理と対応方法
いやぁ~わかりますよ!ホント困ったもんですね(笑)
今回は女性に対して男性が困るシチュエーション、食事に関することです。きっとあなたはどうしても納得がいかないのではないでしょうか?彼女や女友達でもなんでもいいですが食事に誘うと、決まっていつも「どこでもいい」といわれるんですよね。
男性としては困ったものですが、愛おしい彼女であればそんなところも含めて、愛してあげてください!友達であっても女性はそんなもんだと割り切ることが大切です。
彼女が行き先を決めてくれない理由
ここは今ではある程度解明されている、脳科学や心理学で考えてみることにしましよう!心理学や脳科学などでもよくいわれていますが、男性(あるいは男性性のつよいひと)は「目的達成思考」が強いと言われています。それに比べて、女性(女性性)は、「周りとの協調性」を重んじる傾向があります。
まずはこのことを理解しなければ女性の「なんでもいい…」という答えが理解できないのです。ですのでそれを踏まえて考えると、理由としてあげられるのはこの3つです。
1. 自分がどうしたいのかを理解できていないケース
女性は”周りとの協調性を意識する”方がどうしても多いので、普段から周りの様子をみながら行動する方が多くなりがちです。そして周りの様子を見ながら行動する場合、「自分の意思」がすぐに出てこないことも多くなりがちです。もちろん漠然とした欲求はあるのですが、常に「自分はどうしたい」という考え方は意識としては低いのでとっさに思いつかないといえます。
2. 自分の意思を通すと嫌われるのではないかと不安なケース
これは女性同士での関係が影響しているように思いますが、どうしても女性同士のあいだでは様々な駆け引きがあります。もちろん中には前述しましたが男性のように”目的達成思考”が強い方もいるので全員というわけではありません。
ですが、あなたも感じたことが少なからずあるのではないでしょうか?「女性同士って大変だなぁ」というようなことを。これは憶測ですが、”周りとの協調性を意識する”ということが大きく関係しているように思いますが、協調性を重んじるひとは、周囲と違う意見をいったり、違う行動をしたりすると、反感をもたれるのではないかと恐れています。
もし、「それは違う」といわれたら、自分そのものを拒絶されたような気分になってしまう。だから、明言をさけ、他人の意見に同調したい気持ちが無意識に働くのです。
3. ぐだぐだした会話を楽しみたいと思っているケース
これも”周りとの協調性を意識する”ことが働いているように思いますが、どちらかというととてもポジティブな面が働いているように思います。
それぞれに個性をもった人たちとの連帯感を深めるためには、「無駄な会話」って有効なんです。心理学では『ラポール・トーク(ラポート・トーク)』といわれますが、意味のない会話で盛り上がり、気のおけない人間関係をつくるやりかたです。協調性を重んじるひとは、このコミュニケーション能力を無意識に身についているのだと思います。
ようするに、仲良くなりたいんですよ……できるかぎり付き合ってあげてください。
そういうふうに考えると悪い気はしないものですよね?
女性の場合基本的に協調性を考えるため仕方ない
じゃあ、どうすればいいのか?ですが、基本的に思考回路が違うと食い違う部分が出てきますのでもう諦めるしかないとは思うのですがこれでは解決になっていないのでその辺も具体的に考えてみましょう。
目的達成思考がつよいひとからみれば、意味のない会話や自分の意見を述べないことは「効率がわるい」と考えてしまいますよね。ですが、やはり人間関係には役割がありますので、そういう一見無駄なことを請け負うひとがいるからこそ、成り立っているのです。
だって目的達成思考ばかりが優先されると人生の大半の幸せを失ってしまう人もいるからです。ですから一番良い方法は、怒らずに、相手の思考を理解して、歩み寄ることで効率的に動けるというものです。
では具体的な方法をみていきましょう!
『○○と○○なら、どっちがいい?』
これは”誤前提暗示”といって、心理学を使ったトリック的な(というと聞こえが悪いけれど)、提案方法。さまざまな前提を無視してでも、出された提案の中から答えを選んでしまうという人間心理を利用しています。
さらに”親近化効果”という手法を使うと自分の思う方へ選択させることができると言われています。なんか最近流行りのメンタリズムみたいなことになってきていますが、彼らもこういった手法を使っているのです。
例えばですが、以下の質問あなたがイタリアンを食べたい場合、
『ひと駅先の寿司とすぐ近くに美味しいイタリアンあるけど、どっちがいい?』
こう聞くと、よっぽどの寿司好きでないかぎり、多くの人は「イタリアン」と答えます。これは前者はデメリットが挙げられていて後者にはメリットが挙げられているということと、人間の心理的にはあとから聞く内容の方が印象に残りやすいという心理を利用しているのです。
メリットデメリットもありますが、後に聞いた言葉の方が印象に残りやすいので、迷っているときは、つい後者を選びがちということです。
そしてこういう質問のいいところは相手にも、「私が選択した」という満足感を与えられるので、「勝手に決められた」と不快な気分にさせないということです。なかなかいい方法だと思いませんか?
人は自分の決めたことに対して、「それが正しかった」と考え、納得しようとするところがあります。それほどまっずい店でなければ、彼女も満足するのではないでしょうか。後で、「違うところがよかった……」ともなりにくいと思います。
これを応用して、「この後、帰る? それとも、ホテルいく?」とか聞いてみるというのも大アリです!その手法に関してはまた今度!まあ、絶対無理な場合は断られますけど、迷っている場合の一押しくらいにはなるかもしれませんね。