働いているママにしたり、言ってはいけないこと。価値観のおしつけはNG!
そろそろアラサー世代ともなると結婚など意識してくる年齢だと思いますが、最近は女性の社会進出などクローズアップされるように結婚しても子供を出産しても仕事をしている方が多くなりましたよね。
会社でそういった女性の力を活用しようと力を入れているような会社であれば結婚や子供を出産するといった転機を迎えても理解ある方が多いかと思いますが、それでも独身女性と子持ち女性ではやはり関心のあるものや価値観が大きく異なります。
あなたの周りにも、「結婚して変わっちゃったな……」という友人であったり同僚、先輩、後輩がいるのではないでしょうか?
最近は”イクメン”などと叫ばれている時代ですし、昔のように家のことを何もしない旦那というのは減っているかと思いますが、それでも女性の負担というのは一般的に多いと言えるでしょう。
とは言うものの、仕事においては、さまざまな背景をもつ人と一緒に働いていかなくてはなりません。働くママの方からも、そしてまだそういう環境にない方、そして男性ができることなら彼女らの環境を理解しながらスムーズに仕事をすすめることが大切です。
ですが、そういった環境を理解しようとしない、または考えてもいない人というのは結構いるのが現実ですよね。そこで今回は働くママに言ってしまうと関係が凍りついてしまうようなNGワードを3つご紹介しますので是非これを機に意識してみてはいかがでしょうか?
「悪気はないのに相手を傷つけてしまった!」となってしまっては職場の雰囲気も悪くなってしまいます。そういったことを避けるためにも、ぜひ参考にしてみてください!
1. 夜の予定であったり飲み会などの予定をいきなり入れる
もちろん仕事の状況によっては仕方ないケースもありますが、働くママというのは基本的に夜は子どものお世話の時間のため、夜間の予定を急に入れられたり、毎回当たり前のように夜の時間に大事な予定をセッティングされると困ってしまいます。
子供がいない場合であればまだ融通はきくことも少なくありませんが、小さな子供がいる場合、子どもの預け先や、仕事の調整で頭を悩ませてしまうことが多いものです。
もちろん仕事に対しての責任もあるでしょうからできる限り仕事で必要な会議や飲み会には参加したいという気持ちはあるのですが、急遽の予定というのはなかなか調整しづらいものです。
もしチームなどで動いている場合であったりする場合は事前に可能な曜日など決めておくとよいかもしれませんね。旦那さんと調整できるところはしていただいて、チームとしてフォローはしつつも頑張ってもらうという関係を築けるといいかもしれませんね。
2. 専業主婦家庭と比較する
働くママのほとんどの方が保育園に子どもを通わせています。
ただ今年から幼稚園や保育園の制度も大きく変わり、区分けがなくなりつつあるのですが、ママによっては、長時間子供を預けることに対しての罪悪感を持つ方もまだまだ多いものです。
実際小さいころは子供と一緒に過ごしたいと考えているママさんが多いのですが、仕事を続けるとなるとなかなかそういった融通が利かないというケースも少なくありません。
待機児童についてもやはり、人が集まるような都会である場合、なかなか解消されませんし、2013年だったと思うのですが、横浜が唯一待機児童を解消した!などというニュースが流れましたがこれも現実その時に、申し込んでいた人の枠は何とか解消できたけれど、潜在的な待機児童、つまり諦めている家庭の児童は含まれていません。
またすべての児童が平等な環境なのか?というとそうでもなく、認可保育園はかなりの激戦区です。
きっと子供さんを持たれていない方はあまり知らないかと思いますが、保育園や幼稚園、施設によって取組が全然違います。
ですので皆が同じような環境なのかというと、そうではなく、いろんな体験をさせてくれる施設もあれば、そういった取り組み自体ほとんどない施設だってあるのです。そうお言った意味では専業で子供にいろんな教育をしたいという方にはいいかもしれませんが、こどもにいろんな体験をさせてくれる保育園のほうがいいと考える方も少なくありません。
ですのでむやみに専業主婦家庭の方が子どもと一緒にいれて寂しくなくていよね?などと、悪気がなく比較してしまうと、非常に傷つけてしまうこともあります。働くママも自分の中で覚悟と決意を持って前向きに仕事をしている中、そのような話を出すことでやる気を削いでしまうようなことがないように気をつけたいところです。
3. 子育てを一番優先にすべきは人によってNG
よく専業主婦の世代の方が言われることが多いかと思いますが、「子どもが可愛いのは今だけよ」「仕事はいつでもできるよ」などと、せっかく頑張って働いているママに水を差すような言葉をかけてはNGです。
気遣いの気持ちはとてもありがたいものの、あらゆる人から同じことを言われているママにとっては結構滅入る言葉のひとつなんです。
いくら育休など法律で決まっていたとしても、そういったことに難色を示す企業は決して少なくありません。そんな時代である中で仕事がいつでもできるかどうかなんていうのは誰も責任をとってくれませんよね。それを理解して働くことを決めているのです。
また、子どもが可愛く、一緒にいるべきなのであれば、ママだけでなく、パパにもその言葉を言うべきセリフです。
逆に育児が忙しい小さい子供がいる男性にもそういった理解をしていかなければいけません。そんな間に挟まれた中でママも色々と悩んで両立することを決めているので、価値観をむやみにおしつけることは控えておくようにしましょう。
自分の価値観を押し付けるのではなく、「子供の事を優先してあげてね。」程度でおさえてもう一言付け足しましょう「私も何かあったら頼らないといけないから…」これだけで相手の価値を認めたうえでの気遣いに感じれるのです。
まとめ
いかがでしたか?
悪気はなくとも、価値観の違いから想像以上に傷つけてしまったり、職場での人間関係に亀裂が入ってしまったりという可能性があります。働くママは色々な葛藤と日々闘いながら子どもとの関係を作っていますので、うかつに自分の価値観を言うのは控えましょう。